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1997年5号 見出し(エコリレーについてのお願い)
'97年8月27日発行

 

アースデイから異例のお願い−エコリレーについて

アースデイ日本・東京連絡所は、各地で環境問題に取り組む人たちの情報交換の場です。すべてカンパでまかなわれ、情報を提供したい人がその情報を連絡所に送り、連絡所はニュースの紙面が許すかぎり、無条件にその内容を掲載し、全国各地3,000の団体・個人に無料で郵送しています。この作業もボランティアとカンパでなされています。

全国各地には、アースデイという共通の名前を使った無数のアクションがあります。その一つ一つは独立したアクションであり、アースデイだからといって、何んらかの組織的統制があるわけではありません。

アースデイをはじめて8年。私たちはこの組織原則を大切にし、各地でアースデイに取り組んでいる人たちの顔を想像しながらも、連絡をとりあうことが、いわば〈組織化〉になってはいけないと細心の注意を払ってきたつもりです。

それなのにです。今回は、異例のことをしています。全国各地のアースデイ・アクションを展開している方に、列島縦横エコリレーに協力してほしいとお願いをせざるをえないからです。

このお願いは、これまでのアースデイの姿勢を変更した結果ではありません。それぞれのアースデイは従来通り、相互に、独立していて当然なのですが、今回は、なんとしても、このリレーを日本全国でつなげたいと思ったからです。

今年12月、京都で開かれるCOP3は、日本政府の責任を問うだけでなく、日本の市民は何をするのかを厳しく問いかけています。私たちのライフスタイルはどうしたら改革できるのか。地球市民としての責任をどのようにしたら果たせるのか。私たちの連絡所がおかれている市民運動全国センターには気候フォーラム東京事務所も同居するようになりました。気候フォーラムには日本のおもだった団体がほぼすべて参加するようになりましたが、やはり、まだパワー不足です。環境への配慮をより多くの人たちに広げたい。そんな気持で、私たちは日本最大のNGOともいえる労働組合の全国組織である〈連合〉と連携することにしました。これまでも行動をともにしてきたWWF Japanと三者で構成してきた〈環境フォーラム・ジャパン〉という組織を事務局に、いま全国で自転車を中心にした〈エコリレー〉の準備に入っています。少ない人数、乏しい資金、ただ心意気だけでのスタートでしたが、全国の人たちの協力を得て、リレーの輪郭がうまれました。そこで、もう一つ。ぜひ、このアースデイニュースの読者にお願いしたいことがあります。日時と場所を調べてこのエコリレーに参加し支えていただきたいのです。

COP3をめぐる情勢は混沌の一語に尽きます。温暖化防止のリード役である国際NGOのCANは、準備過程で発行している機関紙ECOの直近号で、いまや京都会議は成否の〈崖っぷち〉にあると警告しています。

このままでは、2000年で1990年の排出量に安定化するという約束を2010年まで先延ばしし、各国に義務づけるという程度の水準に落ちついてしまう危険さえあります。

これでは、なんのために会議を開き、〈削減〉をめざして頑張ってきたのか、その努力が水泡に帰すといってもよいでしょう。

それにしても、何%削減するということは、市民自身も、その生活のあり方を見直すということなのです。CO2削減については、痛みを伴わない改革はない、ということを改めて強調したいと思います。自転車で全国をつなぐ試みは、日本の市民がその痛みを共有するという意味もあると思うのですが…。


発行/アースデイ◎1990←→2000◎日本・東京連絡所

発行責任者/須田春海

編集/野田賢二 廣瀬稔也 竹下涼子 高橋礼子 冨田行一 東内圭一郎 安在尚人

 
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