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アースデイニュース(1990〜2000)について
◆アースデイニュースは1990年。日本初のアースデイをきっかけに生まれました。

 アースデイ(地球のために行動する日)が、1970年アメリカで生まれてから、20年目。アースデイ1990は、はじめて世界141カ国が同時にアクションを起こすという史上最大の環境イベントになりました。日本でもこの90年に本格的に取り組みがはじまり、全国で200カ所以上、1,000をこえるグループが参加するアースデイ日本をつくりあげました。民族、国籍、思想、信条、政党、宗派をこえて、自由に地球環境を守るための意思表示をしよう、というのがアースデイ。2000年まで10年間つづけることを決めています。

 アースデイニュースは、そのアースデイの各地での取り組みを、日本各地、海外と日本で知らせ合おうという思いから誕生しました。

◆国内外を問わず環境問題に取り組む人たちが知らせ合う、手を結ぶ、育て合うためのネットワーク・ツールです。

 私たちの抱える地球規模の様々な問題に立ち向かうには、少しでも多くの人たちが互いの立場や考えを尊重し合いながらも、立場を超えて共に取り組んでいくことが重要です。それには、まずお互いに情報を知らせ合うこと。

 そして、アースデイとアースデイニュースの誕生は、その大きなきっかけになりました。1990年には3回、1991年は8回、1992年からはほぼ月刊化。アースデイニュースのゆるやかなネットワークが生まれることによって、個人や一つのグループでは困難な、情報収集や他のグループとのコンタクトが簡単になりました。そして、今まで個々に活動してきた人たちが、同じ地域の人同士、同じテーマを追いかける人同士が、アースデイニュースでの情報交換を通して、はじめて手を結びあい、意識を高めあい、独自のネットワークをつくりはじめました。それぞれの活動の情報が、環境に関心を持ちはじめた人を一歩踏み出させ、他のグループを元気づけ、活動のヒントを与え、互いを育てあいはじめています。必要な部分で協力し合う無理のない、しかも効果的なネットワークが育っています。

 英文ニュースとの連携で、海外のグループとも同じように自主的なネットワークづくりができる仕組みにもなっています。

◆アースデイニュースは、それぞれの活動やテーマを尊重しつつ、共通認識をもって取り組んでいきたい重要なテーマと具体的行動を提案しています。

 アースデイニュースは、アースデイやその他各地での環境アクション情報だけでなく、地球規模の問題に立ち向かっていくときの姿勢や重要テーマと思われるものを常に具体的に提案してきました。それは、それぞれの活動を大切にしつつ、共同して地球市民社会を目指していくことが必要だと考えるからです。

 年間のテーマを提案し、全国的な動きをつくっています。プロジェクトをつくって実際に行動していながら、ニュースでそれを紹介し具体的行動を呼びかけるようなスタイルになっています。

 1990年は、個人のライフスタイルの改革。「地球を救う方法」はあっというまに日本中にひろまりました。

 1992年は3つのテーマがありました。“アジア”“環境自治体”“環境教育”です。私たちの身近な生活からアジアとの結びつき、アジアとの関係から南北問題を考え、『アジアアースデイ』と銘打って、在日アジア人を巻き込んだ大規模なフェスティバルや書籍「豊かさの裏側」の発行を行いました。未来の地球市民を育てる『環境教育』では、日本初の環境教育のグループが一堂に会してのフェスティバル、『環境自治体』では自治体をエコロジカルに改革するためのステップを提案してきました。

 1993年は、「環境自治体」と『環境政策への市民参加』。環境自治体づくりへの取り組みは、自治体の環境診断『エコチェック25』の普及(全国で実施されています)と中間集計、環境自治体会議の開催や国際環境自治体会議への参加など、地球サミットでのローカルアジェンダ(自治体版アジェンダ21)を考慮に入れ、92年にも増して具体的、積極的になりました。

 社会の約束ごと、私たちの世界の枠組みに積極的に参加していこうという「環境政策への市民参加」では、環境法制検討市民委員会での議論を通じての「環境基本法市民草案」の作成や、よりよい基本法の制定と国内での議論の高まりを目指した「環境フォーラム・ジャパン」の事務局を他2団体と行うなど、精力的に行ってきました。

 まさに、“Think Globally, Act Locally” “Act Globally, Think Locally”の具体的提案です。

◆全国約3500の個人・グループ・団体に送られています。

 アースデイニュースの送付先は、日本各地のアースデイに参加している人や、環境に関心を持ち活動をしている個人やグループをはじめ、学生、主婦、議員、研究者、教師、研究機関、環境NGO、報道機関、自治体、企業、青年会議所、生協、農協、漁協、消費者団体、労働組合、宗教団体など、本当に様々です。おそらく、日本中の環境に関心を持つ主要な個人・団体がふくまれていると思います。あらゆる立場の人が、自由に自分たちの活動や考えなどを紹介し、あらゆる立場の人がひらかれた情報を受け取ることができます。このことが、それぞれの立場を理解し、現実の障害に向かいつつ、立場を越えて、いっしょに考えていける土壌をつくっていくものと信じています。

◆アースデイニュースは、みなさんのカンパ、ボランティアの力で支えられています。

 アースデイの様々な活動同様に、ニュースの作成や発送、英文への翻訳、そしてそれを賄う資金源まで、ほとんどがボランティアの力で支えられています。カンパ金額はきまっていません。みんなができる範囲でできる時に送って、ニュースというネットワーク・ツールを応援してくれています。

◆アースデイニュースは、英文に翻訳され、世界42カ国、約250団体に送られています。

 日本の市民活動は、大小とりまぜれば1万を越えると言われています。それに参加する人びとも決して少なくはないはずです。しかし、海外のNGOからは、日本の市民運動の姿が見えてこない、情報が入ってこない、という声を聞いていました。

 そんななか、アースデイニュースをそのままの形で英文に直し、世界42カ国、約250団体に送りはじめて1年半を越えました。すべて約20人のボランティアの力によって発行されています。日本の市民運動の状況を、海外に知らせる数少ないニュース・ソースとして定着してきたこと、海外とのネットワークを生み出していること、日本のグループと海外のグループが直接コンタクトをとれる工夫をしていることなど、ちょっと自慢の英文ニュースです。

 最近では、フィリピンの熱帯林の保護を行う環境NGOからの希望で、日本で登山用品の寄付を呼びかけるキャンペーンを行いました。300キロを越える登山用品が集まり、フィリピンで環境教育のために行うキャンプなどで有効に使われています。

【英文ニュースを送っている国】

〔アジア〕中国、韓国、マレーシア、シンガポール、タイ、フィリピン、インドネシア、ネパール、インド、バングラディッシュ、スリランカ、香港、台湾

〔ヨーロッパ〕イギリス、アイルランド、スペイン、フランス、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ、ドイツ、スイス、イタリア、デンマーク、スウェーデン、チェコ、ポーランド

〔中近東〕イスラエル

〔ロシア〕ロシア共和国

〔北アメリカ〕USA、カナダ

〔中央アメリカ〕ベリーズ、ケイマン諸島

{南アメリカ}チリ、ボリビア、ペルー、ブラジル

〔アフリカ〕リベリア、ケニア

〔オセアニア〕オーストラリア、ニュージーランド、フィジー

◆アースデイニュースは、全て無料でみなさんに送られています。

 最初は、アースデイのことを少しでも多くに人に知ってもらいたい、一人でも多くの人がアクションを起こすきっかけになればと、無料で送りはじめました。その後も、できるだけ多くの人、その興味や活動に関わらず、あらゆる立場の人に負担なく読んでもらうこと。そのネットワークが育っていくことを目的に無料での送付をつづけてきました。

 例え注文制にしたとしても、採算があわないだろうというのも大きな理由のひとつです。

 例えば、1部300円で1万の方が講読費を払って読んでくれるなら話は別ですが、1、000部、2,000部程度では採算がとれませんし、数の問題を越えることはできません。

 私たちは、毎回カンパを募り、連絡所の財政を報告し、自分たちで支えていくニュースなんだという認識を読者に持ってもらうよう努力してきました。

 そして、あらゆる立場の人びとに、分野を越えた広い情報の提供、海外のNGO、とくにアジアを中心とした第三世界のNGOとの生きた情報交換、資金面でどこかに頼っていないがための中立的な真の情報の提供などを可能にしてきました。同じ主張の者だけではなく、反対の立場の人もいっしょに情報を共有し、共に考えていくことができるのは、大切なことだと思います。

 しかし、無料でのマイナス面があるのも事実です。アースデイニュースを支えていきたいという特定の人たちに負担をかけてしまう可能性が高いこと。無料のため、あまり必要としない人のところに届いている可能性があること。つねに資金的にも、すなわち人的にもギリギリでやっているので、「ニュースを出す」ということに追われ、長期的な計画をたてにくいことなどです。

 アースデイニュースの趣旨に賛同し、資金面で支援してくれる団体を募ってきました。基本的には、サポート バット コントロール を原則にしてきました。ただ現在は、アースデイニュースの姿勢や情報の“中立”や“公平”を守ることができれば、その発行形態はゆるやかに考えていきたいと思っています。

(中略)

 日本の環境活動の情報交換やネットワークが効果的に進むように、環境問題を通して日本と海外の草の根の本当の関係が育っていくように、努力していきたいと思っています。
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アースデイ(地球の日)は4月22日、毎年Earth Dayの期間には世界各地で持続可能な社会を表現する、自由なイベントやアクションが行われています。
アースデイJPでは、多様なコミュニティーが開催する、日本各地のアースデイー情報を発信しています。

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